ITコンサルな日々

哲学好きのお喋り

職業ランキング

子供になって欲しい職業ランキングで圧倒的上位なのが『公務員』です。

親心としては一定水準以上の給与や福利厚生を確実に得られる事が安心感に繋がるのでしょう。これは正しい面もあり、夢を追い泣かず飛ばずのバンドマンにでもなり食う飯にも困る人生を確実に避けられます。

では公務員になれば誰もが幸せになれるのでしょうか。

これはNOと言えるでしょう。

 

ではそもそも幸せとはなんなのか。

 

私は「その人がもつ才能を十分発揮し活かせること」が幸せだと考えています。

どういうことか解説していきます。

 

人はみな仕事を持っています。

これは人類が共同で達成すべき目標に対しての役割分担であるといえます。目標とは平和で豊かに暮らしたいという思いです。(飛躍している様に感じるかもしれませんがこれは事実です。)

ですので専業主婦であっても、サラリーの多少があっても仕事である事に差はありません。

ではどの様な仕事に就くべきか。

 

それが自分の才能を発揮し活かせる仕事です。

スポーツ選手などは分かりやすい例だと思います。スポーツ選手は練習の時間や試合の時間を充実したものだと捉えていることは容易に想像できるでしょう。辛いトレーニングであっても自分の能力を伸ばす事に生き甲斐を感じ、自分の仕事を誇りに思っていると考えられます。

実はこれは全ての仕事に言える事です。プログラマーであっても営業であっても、はたまた主婦であっても、大切なのは自分の能力が周りの役に立っていると感じることが重要なのです。

この、能力が自身の才能と合致しており、また需要も充分ある仕事を一般に「天職」と呼びます。

 

では話は戻り、公務員はどうかという話。

公務員の業務は基本的に事務仕事です。業務難易度は高くなく、その職場のみで役立つノウハウが多くの割合を占める仕事です。

これらの業務内容に向いている人としては、同じ事の繰り返しであったり単純な作業に苦痛を感じない事。不確定な業務よりもやるべきことが明確な業務に取り組みたいという思考を持っている人などが挙げられます。

逆に向いていない人としては、身体能力や頭の回転が早いことに自信を持っている人。また仕事で大きく活躍して躍進したい人などにとっては年功序列のシステムであったり業務内容に嫌気がさしてしまうかもしれません。

 

今の日本では、まともに働く気があれば食いっぱぐれる事はほとんどありません。

子供の幸せを考えた時、自分の才能を活かせていると実感できる仕事について欲しいと私は考えております。